幼い頃や…学生だった頃や…社会人になった頃や…去年や…最近や…昨日や…今日。自分自身が大好きだと思うゲームに出会い、それを通して感じた驚きや感動を自分たちでつくり上げ、それを多くの人に届けたいという思いで私たちはコンテンツづくりをしています。夢中になったゲームの種類は様々ですが、ゲームに熱狂し引き込まれた経験はみんな同じです。
どうすればあのような感覚や体験を再現できるのか?そしてそれと同様に…もしくはそれ以上にして届けられるのか毎日様々な意見やイメージ・技術をお互いがぶつけ合いながら、人の心を動かせるコンテンツづくりを私たちは目指しています。
モバイル、PCやコンシュマーやソーシャル等、それぞれのプロフェッショナルや専門家が100名集まりものづくりをしています。
ひとつのプラットフォームやジャンルの知識だけでは乗り越えられなかったものが様々な技術や発想を持ち寄ることで掛け合わされ、今までに存在しなかったような豊かなコンテンツが生み出されます。
又、出身は違えど同じ技術や志向を持った多くの仲間がいます。一人では解決できなかった課題や問題を持ち寄り、いち早く解決し共有や分析を行う協調性を持つこともゲームをつくる上で欠かせないと思っています。
ゲームをつくり、それを世に送り出す以上、歴史に名を残すようなゲームがつくれるようになりたいと思っています。
でも、名前を残すとしたらどのような形でその名を残したいのか?
販売ランキング1位?…それともダウンロード数世界一?…開発予算の額?…バリューネームとのタイアップ?
もしも、私たちがつくったゲームが歴史に名前を残せるのだとしたら、その名前が出る度にその時の感動や興奮がよみがえり、多くを語りたくて仕方がなくなるような、その時代の面白さの代名詞となり次の世代のゲームの道標となれるような、そんなゲームで歴史に名前を残したいと思っています。
自分たち自身が打算や利潤追求のみでつくられたゲームで遊びたくないのと同様、私たちもゲームとしてワクワク感や面白さを持たないゲームをつくりたくありません。ゲームで感じた驚きや感動を届けるため、いつも本気でそれを再現するためのものづくりを行い、ゲームが本来持つ“エンターテイメント” の要素を追求し、自分たちがつくり上げたのだと誇りを持てるようなゲームをつくっていきたいです。
まだ未完成のものや不恰好なものを目にすると、心のどこかでもったいないという思いを感じたり、違和感のようなものを感じることがあります。
この感覚こそが成長に繋がる大事な切っ掛けだと思っています。
ゲームのデザインづくりには、締め切りやハードのスペックなど、満たさなければならない条件が必ずあります。しかし、クリエイターはそれらの条件下でどんな状況においてもベストな取り組みをしなければなりません。
制限を言い訳にしてクリエイティブを諦めてしまうと、そのデザインは人の心を動かすようなものに仕上がりませんし、それだけではなく自分自身のアーティストとしての可能性も狭めてしまうと思います。そんな状況に陥らないために粘り強く、まだ足りない!まだいける!という意思でクリエイティブに臨むことを当社は何よりも大切にしています。
多くの感動に触れ、それに対して感銘や憧れ・羨望などを持ち、どうして自分がそのように心を動かされたのかを考え、自分なりの答えを見つける。そういった日々の積み重ねがクリエイターにはとても大切です。
時として自分自身の実力と、その触れたものとのギャップに気付き、愕然としたり打ちひしがれたりすることもあるかも知れません。ですが、目標に近づくためにセンスや技術を高めるトレーニングを日々行い、それらを表現できる自分になっていって欲しいです。
当社が取り組んでいるのはゲームづくりですから、一方的に作り手が表現や趣向を投げかけるだけのデザインではなく、手にとって下さる方々が瞬時にその意味や挙動を理解することができるインタラクティブなデザインが大切です。ひとつひとつの素材や背景・キャラクターがどういった意味や理解をもたらすのか。こと細かに想像しながら作りこむことで、始めてゲームを手にして下さる方々に豊かな時間を提供できます。
何かを表現する時や、文字では表せない説明や課題をビジュアルにして提示する時、そのデザインは何を伝えるために存在し、誰のためにクリエイティブしているのか考えることを大切にしています
エンターテイメントの本質は、時間や場所さえも忘れてしまうほどの喜びや熱中を体験させてくれることにあると思っています。自分たちが作り出すゲームにもこの感覚を宿す為に、仲間と一緒に熱いものづくりをしましょう。
何かを一生懸命に夢中になりつくり上げていく時、誰もが「こんなことができたらもっと楽しくなるに違いない」という思いや「こんなすごいことを実現してもっと多くの人たちを驚かせたい」という情熱を持った経験が一度はあるかと思います。そんな時、世の中の常識や既存の技術の使い方にとらわれず、一緒に夢中になって試行錯誤しながらそれを実現させていくのが当社の技術者の役割だと思っています。
今までに無かったものを実現しようとする時に困難はつきものですが、それを楽しみ最終的に乗り越えられるどうかは「これが完成したらみんな夢中でこれを遊びまくる(楽しみまくる)ぞ!」というイメージと、「どうやったら実現できるのか」を諦めずに考え抜く力を技術者一人ひとりがしっかりと持っているかどうかだと思います。
当社は、”リアルタイムオンラインゲーム”というとPC環境でもなかなか実現するのが難しかった2000年代の初期から、モバイル向けのオンラインゲーム開発に着手してきました。企画者やクリエイターと一緒にPCやゲーム機に負けないクオリティーや、モバイルの特性をフルに活かしたゲームづくりを行なっていくことで、通信技術で世界初といわれるような開発や、クオリティー表現での優位性を数多く積み上げてきました。
スペックの制限もあり、機種毎の差異や通信環境も考慮したモバイル端末でのオンラインゲーム開発は技術者たちにとって楽と呼べるものではなかったです。ですが、自分たちがいま取り組んでいるものを実現できた時に与えるインパクトや、手にしていただいた時に感じていただく喜びや楽しみをしっかりとイメージしていたので、あとは出来るだけ早く世に出したいという思いと共に、数々の開発に着手し完成させてきました。
これは幸運にもですが、ゲームをつくっている際にイメージした驚きや喜びのポイントを、実際に手にとって下さった方々も様々な形であれ同様に感じて下さっているようです。技術者として誇りに思いますし、新たなことにチャレンジしようというやり甲斐にもつながっています。
この先も変わらず一人ひとりがコンテンツの持つ面白さを表現するためにどうチャレンジしたり、どういう技術を取り入れていくのかを吟味したり追求したりしながら、とことん技術者としてのこだわりを表現したコンテンツを世に送り出していきたいです。